Irrational Games社が1999年にリリースしたFPSシューティング「System Shock 2」の流れをくむ本作は、政府の干渉を一切受けない海の底にユートピアを創造することに入れ込んでいた実業家や資本家達の中の1人アンドリュー・ライアンによって建造された水中都市ラプチャーの世界が舞台。
しかしそのユートピアは犯罪の温床となり市民は引き裂かれ、その市民達の遺伝子は書き換えられ、人ではない狂気のモンスターへと変貌してしまう。崩壊したこのユートピアは今、このあらゆる侵入者に襲いかかる「半人半魔」達の住処となった。
主人公は不幸なことに、この地獄のユートピアへと迷い込み、生存をかけて都市の内部へと降りていくことを余儀なくされる。戦うための武器は豊富に用意されており、それぞれの武器が異なる弾薬を持ち、アップグレードも可能。またちょうど他のゲームでの魔法にあたる多数のプラスミドを使用することもできる。
武器
武器は敵にダメージを与えるための主要な攻撃手段で、弾数制限があるが、このゲーム内では弾薬はいたるところに豊富にあるため、弾薬を探すことを怠らなければストックが尽きるということはないだろう。またお金の概念もあるので、弾薬が少なくなった場合は当然弾薬を購入することもできるだろう。
レンチ以外のそれぞれの武器には、通常弾、レア弾、特殊弾の3種類の弾薬があり、通常弾はCircus of Values のショップで購入することができる。レア弾は見つけるのは難しいがよく探せば見つけられるし、Ammo Banditosのショップでも購入することができる。特殊弾は発見するのは極めて困難。定期的に手に入れたいならU-Inventへジャンクアイテムを持っていき、作ってもらおう。
レンチ以外の武器は2通りの方法でアップグレードをすることができる。アップグレードはゲーム内に点在しているPower to the Peopleステーションで行い、それぞれのステーションで1回につき1つの武器をアップグレードしてもらえる。ステーションは全部で12ヶ所あるが、マップ上に表示されずちょっと隠れた場所にあることが多いため、見つけるのが難しい。全てをアップグレードすればいいというわけではないので、XBOX360の業績を達成する気がないなら、全てのステーションを見つける必要はない。
レンチ
レンチはゲーム内で最初に見つける格闘武器で、かつゲーム全般に渡って活躍する。このレンチで数回敵を叩けば倒すことができる。
他の武器とは違ってアップグレードはできないが、トニックの力によってリンチ攻撃の性能がアップする。特にレンチを振るスピードがアップする「SportBoost」(Thuggish Splicerのスナップ写真を撮ることで入手)、敵をレンチで叩くと体力とEVEを回復できる「Bloodlust」(ゲーム後半にU-Inventで作成)、レンチの攻撃力をアップする「Wrench Jockey」、足音を消音してこちらの存在に気づいていない敵に対してレンチで大ダメージを与えることができる「Wrench Lurker」の4つのトニックが必ず手に入れるようにしよう。
これら全てのトニックを装備すれば、レンチ最強状態になるだろう。特にWrench Lurkerによる不意打ちなら1撃で敵を倒すことができる。
Bouncerを探し回っていれば、そのうちにレンチの攻撃力が1.5倍になり、トニックのスロットを気にする必要もなくなるので便利。
上記の4つのトニック以外のトニックもレンチを使う際には便利。Frozen Fieldは氷属性のレンチ攻撃を行い、相手を凍らせ、その後叩くとその敵を粉砕することができる。またStatic Fieldはレンチで叩いた相手を気絶状態にし、格闘戦でのアドバンテージを得られる。
たとえどんなにトニックを装備したとしても、レンチのみでビッグダディと渡り合うことはできない。グレネードを使い果たした後の攻撃手段には使えるが、Wrench Lurkerによる不意打ちは無効にされるので注意。
ピストル
雑魚と戦うのにはちょうどいい武器で、特にゲーム序盤で遭遇するLeadhed Splicer戦には活躍するが、ゲーム後半になると敵の体力も高くなり、そういった敵に対してはU-Inventで対人弾を生産しないかぎりは十分なダメージを与えることができなくなっていく。しかしそれでも敵の近くにある爆発物を撃つことでダメージを与えたり、反アーマー弾でタレットを破壊したりといったテクニカルな手法で活躍の場は多い。
レア弾の反アーマー弾は、タレットやカメラをハッキングできない時の手段として使う。ただしビッグダディには通用しないので注意。
対人弾はスプライサーに対して効果的で、U-Inventで生産できるコストパフォーマンスのいい弾の1つでもある。あまり多くの弾をストックはできないので、撃ちつくした後にU-Inventに調達しに行く覚悟でなければ、中心的な武器にはならないだろう。
アップグレードステーションに到達した際に、他の武器を全てアップグレードした後でないとピストルをアップグレードする気にはならないだろう。たとえピストルを最大まで強化したとしてもビッグダディには全く通用しないので、やはりピストル以外の銃器を強化するのがいい。
ショットガン
ピストルと異なり、ビッグダディにもスプライサーにも通用する便利な散弾銃。至近距離なら1発で倒すことも可能だが、遠距離だと極端に命中率が落ちるが、それでも散弾のため、わずかながらのダメージを与えることもできる。
ビッグダディは別段電撃弾に弱くはないが、序盤ではこの電撃弾が強敵を倒すためのキーポイントとなる。またピストルの様に当り判定の狭い銃で攻撃すると避けられてしまうような動きの素早い敵に攻撃をヒットさせようと思ったら、このショットガンの散弾の当り判定の広さが活きてくる。ただショットガンは一度に4発までしかストックできないので、その4発で敵を倒せないと、必然的に武器を変更することを余儀なくされる。ビッグダディと戦う時によくそうなるだろう。
レア弾の電撃弾は、Electro Boltのプラスミド同様マシン系に倒して効果的で、敵を感電で気絶状態にさせる効果もある。ビッグダディに対してこれを放って一時的に感電させ、少しずつ後退しながらも撃ち続けていく戦い方ができる。
開発弾は爆発散弾。ヒットした周囲にダメージをばら撒くため、敵グループに対して効果的だが、これを入手する頃には敵グループを攻撃するにはより妥当なグレネードランチャーが手に入るだろう。
アップグレードでは威力と連射性が高まり、特に4発を3秒程で発射できるようになる改善は敵をより効率よく倒すことができるようにするため、結果的に戦闘時間が短縮され、ダメージを受ける機会も少なくなるだろう。
マシンガン
接近戦に強く、ショットガンやピストルよりも射撃継続時間が長いのが特徴。ただし命中精度がかなり低く、遠距離からではほとんど命中しないのが難点。それでもショットガンよりは長い射程距離を持つが、遠距離から攻撃するなら、マシンガンの弾をばら撒くのは弾の無駄遣いでしかない。
また1発単位での威力はピストルより低いものの、ストックはピストルより多く持てるので、リロードまでにかなりの弾を放つことができる。これにより、複数の敵に均等に弾をばら撒いたり、1体の敵に集中的に撃ち込んだりといった「撃ち分け」が可能になる。またリロード時間も短いので、長期戦にも向いている。
序盤では活躍するこの銃も、ゲーム後半にもなるとだんだん通用しなくなってくる。特殊弾を購入したり生産したりしたくない場合は、使い物にならなくなるかもしれない。
またアップグレードすると射撃後の反動が少なくなる。
グレネードランチャー
ゲーム中で最も強力な武器の1つ。文字通りグレネードを発射するもので、爆風に巻き込まれた敵全てに大ダメージを与えるが、不安定にバウンドするので、しっかりと敵のいる場所へ放り出すのが難しい。またせっかく戦闘中にハッキングしたカメラやタレットまで破壊してしまうこともあるので、それらがどこに配置されているかを把握して、破壊しないようにうまくグレネードを発射する必要がある。
通常の弾でも効果的な爆風ダメージを与えることができる。まともに発射してもそのままターゲットにヒットするわけではなく、バウンドしてから数秒後に爆発する。角にいる敵を狙って放つと、うまく狙い通りに足元に転がせる。敵グループに対しては特に効果的。
グレネードランチャーを強化すると、ビッグダディに対しても先制攻撃で半分以上の体力を奪うことができる。
レア弾はセンサー地雷で、敵が襲いかかってくることからエリアを守るのに適している。ドアの正面に1〜2個の地雷をセットし、敵が入ってくるのを待とう。また、まだ戦闘モードに入っていないビッグダディの進行経路上に並べてセットするのも賢い戦法。だいたい6個ほど床にセットし、ターゲットのビッグダディを撃って注意をこちらにひきつければ、後はビッグダディの体力がみるみる吹っ飛んでいくのを見守るだけ。また地雷とはいっても通常の弾としても利用でき、これは通常弾と異なり、ヒットするとすぐに爆発する。
発明弾は、敵を追尾して接触すると爆発する熱探知RPG。あまりに強力なため、通常弾でも倒せる相手に使うのはもったいないので、ビッグダディやスパイダースプライサーの様な機敏な敵に対して使うようにしよう。
攻撃力をアップグレードすれば、それとFLAGグレネードとの組み合わせはビッグダディ戦で最強コンボとなる。また所有するグレネードの自爆によるダメージを無効化することもでき、直射距離で敵を爆破した場合ですらダメージを受けないで済む。ただほとんどの敵は「接近させないうちに倒す」のがセオリーなので、平均以上の戦闘技術があれば、Bouncer以外の局面ではこれは必要ないかもしれない。
ケミカルスロワー
火や氷、雷といったプラスミドの属性ダメージを、対象のプラスミドを装備することなく代替で行なう。ナパーム弾、液体窒素、電気ゲルといったものをケミカルスロワーを使って敵やエリア内のオブジェクトに向かって放つ。頻繁にリロードすることなく複数の敵にすばやくダメージを与えることができるが、仮にリロードすることになると10秒程かかるため、隠れたりターゲットを倒さないかぎりはリロードや弾薬の変更は事実上不可能。
通常弾はナパーム弾で、触れたターゲットにくっついて炎で包み込む。他にも凍ったドアの氷を融かしたり、床に撒かれたオイルに点火したりといった使い道もある。これを使えばプラスミドのスロットにインシネレイトを装備しておく必要が無くなる。
レア弾は液体窒素。ヒットさせた敵を数秒凍らせ、その間にレンチで叩けばその敵を粉砕することができるが、それと引き換えにアイテムをその敵から回収することができなくなる。アイテムを回収したいなら他の方法で敵を倒すことをお勧めするが、敵の群れを一掃したい場合には効果的。
発明弾は電気ゲルで、機械系の敵に対して劇的な効果を発揮する。頻繁にリロードする必要がないため、すばやくセキュリティボットに対して使うことができる。また水に電気を通したり、電気スイッチを切り替えたりといった用途にも使用することができる。
アップグレードのレンジ延長は、すでに最初の射程でも十分なため、全く役に立たない。あまり延長したところで、遠距離から投げてもそれがヒットしたかどうかも確認できないようでは本末転倒になってしまいかねない。
一方で弾薬消費量の低下はケミカルスロワーを頻繁に使うのだとしたら必要不可欠といっていい。射撃時に消費される弾薬量を劇的に減らすことができるため、ほぼリロードなしでより長時間射撃を続けることができるようになる。いずれにしても1つの銃撃戦で1つの弾薬全てを使い切ることはないだろうが、弾薬が残ることは結果的に資金の節約につながる。
クロスボウ
最後に入手する武器。性能は事実上スナイパーライフルで、かつ遠距離でも命中精度が高いが、近距離でも非常に役に立つ武器で、さらに通常の弾でも1体のスプライサーを1発でしとめるほど威力も高いときている。またクロスボウで敵を倒すと、倒した敵の体からボルトを拾うことができる。発射したボルトは敵の体か、当らなかった場合はその後方の壁に撃ち込まれて止まり、後でそのボルトを回収してストックに追加することができる。ボルトを回収しようがしまいが、そもそも弾薬が尽きるということがこのゲームではほとんどないが、それでも回収しておけばこれも資金の節約につながる。
通常弾とレア弾の違いはそれほどではない。発明弾はトラップボルトで、発射すると壁の中に埋め込まれ、そのすぐ後にそのボルトから近くの壁に向かってトラップワイヤーが放たれ、そこを通る敵に対して気絶を与えることができる。トリッキーな戦い方を好むならこれは正にハマリ役だが、実用性は薄い。
敵
Thuggish Splicer
ゲーム序盤に登場する最も一般的な敵で、パイプやレンチ、懐中電灯等の格闘武器を振り回してくる。最初はぶつくさ言いながら徘徊しているが、いったんこちらを見つけると襲い掛かってくる。回避や隠れるといった高度なAIを少しも持ち合わせていないが、体力が低下すると回復しに向かう。
Electro Boltをヒットさせ、レンチでひっぱたたいて倒すのが最も早く倒す方法。ゲームの進行に平行してElectro Boltのランクも上がり、より長い時間相手を凍らせることができるようになる。大半のスプライサーはレンチによる格闘攻撃に耐性があり、完全に倒すことができないが、レンチ関連のトニックを手に入れると、およそ2発のレンチ攻撃だけで敵を倒せるようになるので、最初にElectro Boltで相手を凍らせる必要がなくなる。また対人弾も効果的。
このスプライサーからリサーチで入手できるSportBoostのトニックは、機動力やレンチを振るスピードを上げることができる。
Leadhead Splicer
銃器を装備したスプライサーで、序盤はピストル、ゲームが進行するとマシンガン等を装備しだす。間接射撃をしてくる傾向があり、またこちらの反撃による射撃を回避しようとするAIもある。さらに近距離では手持ちの銃で殴りかかってくる。
Thuggishよりも格闘攻撃に耐性があるので、銃器等で遠距離から攻撃しよう。この敵も対人弾が効果的。
探索可能なオブジェクトを2回調べ、追加資金やアイテムを入手することができる場合があるトニック「Scrounger addon」や、プレイヤーを攻撃した敵を一時的に気絶状態にさせるトニック「Static Discharge 2」をリサーチによって入手できる。これはレンチによる格闘攻撃を頻繁に行うなら効果的だが、ビッグダディのそばにいる時に敵からの攻撃を受けないように注意。
Nitro Splicer
モロトフカクテル(火炎瓶)やグレネードを武器とする敵。常に持ち歩いている大きな箱から弾薬を補充し、延々とそれらの投擲物を投げてくる。他のスプライサーよりもHPも高く、さらに手持ちの資金も他と比べて多い。
ナパーム弾や射撃でも倒せるが、テレキネシスを使って投げてくる火炎瓶などをつかんで投げ返せば、あっさりと倒せる。しかし最後にグレネードを1発落とすので、倒したニトロスプライサーからアイテム類を回収しようとリサーチする際には注意すること。また15%の確率で不発弾に終わることもある。さらにリサーチを進めると、その確率は35%まで上がる。
Spider Splicer
動きが素早く、持っているミートフックを使って天井を這って移動する。隠密行動系のスプライサーだが、独特の音や話し声、天井から物質が落ちてくることにより、その存在を察知することができる。
天井から落ちてすぐにブレードで斬りつけたり、投げたりしてくる。またこれらの攻撃は天井・地上どちらにいるかに関係なく行ってくる。動きが不規則なため戦いづらいが、ナパーム弾が有効なようだ。また適切なトニックがあるならレンチも使える。
スパイダースプライサーに対するリサーチは、緊急の救急箱として利用できる。
Houdini Splicer
魔法使いタイプのスプライサーで武器は使用せず、プラスミドで攻撃してくる。ほとんどのフーディーニスプライサーは火属性のプラスミドを操るが、まれにいる氷属性のプラスミドを操るフーディーニは厄介。うまく相手との間合いをとってサイドステップで回避しよう。
また対峙した時に消えたり出現したりする。消えた時は通常背後に出現して背中を狙ってプラスミドを放ってくるので、フーディーニが消えたら振り返るといい。戦い方のコツさえつかめば倒すのは簡単になる。またフーディーニの動きの性質上、格闘攻撃をヒットさせるのは難しいので、対人弾の銃撃で攻撃しよう。狙いが正確で扱いやすいピストルがおすすめ。
リサーチで入手できるトニック「Natural Camouflage」は、静止していると見つかりにくい状態になることができ、ある種のステルスとして利用できるかもしれないが、特に必要とすることはないだろう。
セキュリティカメラ
セキュリティカメラは中立的な存在で、いったんプレイヤーを発見すると数秒の間ロックオンしてくる。すぐにどこかに隠れないと、警報を鳴らしてセキュリティボットを呼び出してくる。たいていはそのカメラの下や後ろを通るか、Electro Boltで叩いてから通り過ぎることで発見されることを回避できる。その気になれば簡単に射撃で破壊できるが、通り過ぎたりハッキングしたほうが賢いといえる。